【レビュー】真・異常性交 五十路母と子 其の四拾 無理やり息子に犯●れ感じてしまった身体 平岡里枝子

作品レビュー

夕暮れの静かな住宅街、里枝子は台所で夕飯の支度をしながら、ふと昨夜のことを思い出していた。夫の健太郎が酔っ払って帰ってきたのは、時計が深夜を回る頃だった。肩を貸してよろよろと寝室まで連れて行った里枝子は、健太郎のシャツを脱がせながら、いつものように少しドキドキしていた。健太郎はそんな里枝子の手を引き、ベッドに押し倒すと、熱っぽいキスを始めた。里枝子もその勢いに乗って、彼の背中に手を回した。ムードは最高潮…のはずだったのに、健太郎は途中で急に元気を失ってしまい、なんとも中途半端なまま終了。里枝子は心の中で「うそ、こんなところで終わり？」と叫びつつ、モヤモヤした気持ちを抱えたまま眠りについた。 次の日の夕方、里枝子はキッチンで一人、ちょっとした息抜きをしていた。昼間の静かな家の中で、つい自分の世界に浸ってしまったのだ。野菜を切る手をとめ、そっと自分の体に触れる。ほんの少しだけ、気持ちを解放したかった。そんな時、玄関のドアがガチャリと開く音が。息子の悠斗が仕事から帰ってきたのだ。里枝子は慌てて手を洗い、平静を装ったけど、悠斗の視線が一瞬、妙に鋭かった気がした。「気のせいよね？」と自分に言い聞かせながら、里枝子は夕飯の仕上げに取りかかった。 その夜、健太郎はまた遅くまで帰ってこなかった。里枝子と悠斗は二人で食卓を囲み、いつものように他愛もない話をした。テレビのバラエティ番組を流しながら、焼き魚をつつき、笑い合う。なんだかんだ、こういう時間が里枝子は嫌いじゃなかった。食事が終わると、二人とも早々に自分の部屋へ。里枝子はシャワーを浴びて、柔らかいパジャマに着替え、夫婦の寝室で眠りについた。 深夜、里枝子はふと体の異変に気づいて目を覚ました。暗闇の中で、誰かがそっと彼女の腕に触れている。最初は夢かと思ったけど、感触はあまりにもリアルだ。「健太郎？」と小さく呟いた瞬間、背筋にゾクッと冷たいものが走った。そこにいたのは、夫ではなく悠斗だった。驚いた里枝子は逃げようとしたけれど、悠斗の手は予想以上に強く、彼女をベッドに押し戻した。「やめて、悠斗！」と叫ぼうとした声は、なぜか喉の奥で詰まってしまった。悠斗の目は、昼間とは別人のように熱を帯びていて、里枝子の心は恐怖と、どこか言い表せない感情で揺れ動いた。 悠斗の手は、まるで時間をかけて味わうように、里枝子の体を這っていく。パジャマの裾をそっとめくり、柔らかい肌に触れるたび、里枝子の体は思わず反応してしまう。彼女の頭は「いけない」と叫んでいるのに、体はまるで別の人格を持っているかのようだった。悠斗の指先が、里枝子の敏感な部分に触れた瞬間、彼女は小さく声を漏らしてしまった。それが引き金だったかのように、悠斗の動きはさらに大胆になり、里枝子を逃がさないようにしっかりと抱き寄せた。二人の吐息が重なり合い、部屋の中はまるで別の世界のようだった。 翌朝、里枝子はベッドの中で目を覚ました。隣には誰もいない。昨夜のことは夢だったのか、現実だったのか、頭の中が整理できないまま、彼女はキッチンに向かい、いつものように朝食の支度を始めた。だけど、心のどこかで、昨夜の熱がまだ冷めていない自分に気づいて、里枝子は小さく微笑んだ。「さて、今日も一日、頑張らないとね」と呟きながら、彼女は新しい日の始まりを迎えた。

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